COVID-19の影響で働き方も随分変わってきました。わざわざ会社に行かなくても自宅で仕事ができるようなシステムも開発され、時間を有効に使えるようになりました。毎日ぎゅうぎゅうの寿司詰め状態の満員電車で通勤してたと思うと恐ろしい。もう戻れない・・・
ただ、毎日自宅で仕事をするのは結構息がつまる時も・・・・。そんな時は、息抜きに美味しいコーヒーを淹れてリフレッシュ!緊急事態宣言が発令された自粛期間中は、お家でコーヒーを楽しむ人が増えました。時間もたっぷりあるし、普段できないことをやってみるいい機会かとポジティブにとらえてみると、毎日が楽しくなるかもしれませんね。
お家でコーヒーを淹れるとなると、色々と器具を揃えないとできなんじゃぁ・・・・と考えがちですが、もちろんコーヒー屋さんにあるような器具一式を揃えられれば、それにこしたことはないのですが、お金のかかるし場所もとるしで大変ですよね!
今日は、これさえあれば味がぶれることなく毎日美味しいおコーヒーができるポイントをご紹介します。
・毎回違う味になり、安定して淹れれない。原因がわからない。
・何から購入すればよいかわからない。
・お金をかけず、お家コーヒーを楽しみたい。
・シンプル生活、最低限のものだけ購入したい。
明日からアナタもコーヒーマスター♪ではいってみよう!
美味しいコーヒーに必要な〇〇

毎回味がぶれる、美味しくない、薄い、濃い、苦い・・・・こういうお悩みありませんか?毎回同じように淹れているのに何故味が変わるのでしょうか?
答えはシンプル。
根拠(原因)がわからないからです。
ではその根拠をどう突き止めればよいのでしょうか。
コーヒーはお菓子作りと同じです。お菓子を作るをするとき、レシピ通り作りますよね。小麦粉や砂糖などの材料の分量、牛乳の温度、オーブンの温度、焼き時間・・・・これらを少し変えただけで出来上がりのお菓子が結構変わってきます。コーヒーもこれと同じ。
味がぶれるというお悩みの原因は、量や時間を測っていないため可視化できないからです。数値化することが重要なのです。
粉量と湯量の比率
焙煎する前のコーヒーの生豆には水分が11%~13%含まれており、焙煎で深煎りにすればすればするほど水分が蒸発し、豆が膨らみ、体積が大きくなり、軽くなります。

ポップコーンをイメージするとわかりやすいですね。


コーヒー豆をスプーンで軽量している場合は、浅煎りと深煎りで豆の体積によって豆粒の大きさが違ってくるため、必然的に
- 浅煎りは体積が小さいため豆数が多くなり→重くなる
- 深煎りは体積が大きいため豆数が少なくなり→軽くなる
上記の図で浅煎りが10gだとしたら、深煎りは9gほどになります。1gの差は味にとても大きな影響を与えるのです。
お湯の量も同じ。やみくもに注いでしまうと、コーヒーの粉量に対してお湯を淹れすぎたり(薄くなる)、足りなかったり(濃くなる)なります。
比率(どれくらいの豆量に対してどれくらいのお湯を入れたか把握する)ことで、安定した味作りができるし、美味しくなかった味に対しての原因が明確になります。



私はいつも家では豆量:湯量を1:15をベースに淹れています。例えば豆10gに対してお湯を150g注ぐイメージ。比率をある程度決めておいけばそこまで味がぶれぶれになることはありません。
☟私はこのHARIOのスケールを愛用中。重さも時間も同時に計れるし、操作もシンプルで簡単便利。2キロまで計測可能です。
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時間 (注ぎ始めてから淹れ終わるまでのトータル時間)
『時間』は、コーヒーを抽出する上で絶対把握しておくべき一つです。
- 時間が早すぎるとコーヒー豆から旨みが抽出しきれない→鋭い酸味、甘さの欠如、渋み、薄い味の原因(未抽出)
- 時間をかけすぎると豆から成分が出すぎてしまい→渋み、苦味、えぐみの原因(過抽出)
豆の焙煎度合いによって注ぐ時間も変えたほうが良いです。
【浅、中煎り】浅煎りがもつ明るい酸味や華やかなフレーバー、綺麗な口当たりを抽出するために
→時間をかけすぎない。
【中深、深煎り】深煎りならではのコクや甘さ、良質な苦み、厚みのある口当たりを出すために
→じっくり抽出する。
時間を計っておけば、その時の味がなぜ美味しくなかったかが少しずつはわかるようになります。



浅煎り中煎りは2分30秒以内、深煎りは3分~3分30秒以内に抽出しています。※1杯分
☟携帯のタイマーや料理用タイマーなどを使って実際に計ってみてください。
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お湯の温度
飲み物が美味しく飲める温度は人の体温の±25℃と言われています。コーヒーを飲むときは60℃~70℃が美味しいとされており、実際にこれくらいの温度は程良い酸味と甘みが感じられバランスが良く、心地よく液体が喉を通ります。
【低温抽出】は、苦みやえぐみは出にくい反面、旨みが抽出しきれず不快なすっぱい酸味や甘さが足りず味がはっきりしないぼやけた味になる。
コーヒーの成分を抽出するには、適度な温度が必要。



私は浅煎り中煎りは90℃、深煎りは85℃前後で抽出しています。
日比谷にあるゲイシャ種のみを扱う『GESHARY COFFEE』では、なんと100℃の湯温で抽出しています(※FURUMAIというドリップマシーンによって抽出される)。100℃で抽出するのはタブーとされている中で、これは革新的な挑戦だと感じます。実際に飲んでみるとそこまで苦みやえぐみは感じないのです。もちろんゲイシャ種が持っている豆の特性もありますが、もしかしたら今後は湯温の固定概念は覆されるかもしれませんね。


☟お家に1つ温度計があると何かと便利。コーヒーだけでなく揚げ物やお菓子作りにも使えます。
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まとめ


数値化する。
- 粉量に対して注ぐ湯量を把握する。※豆:湯=1:12、1:15、など。
- 時間を計る。※浅煎り中煎り~2:30以内、深煎りは~3:30以内など。
- お湯の温度を測る。※浅煎り中煎りは90℃前後、深煎りは85℃前後など。
でも結局のところ、コーヒーは好み。
アナタが美味しいと思えればそれでいいんです。いちいち計るのって正直めんどくさいですよねー。習慣を変えるのは労力もしるし、大変なことです。でも絶対的に数値化したほうが納得がいくし、実験みたいで楽しいですよ。すべての物事には根拠があるのです。難しく考えず、できることからやってみてくださいね!
今回は最低限必要な、使いやすいリーズナブルなグッズを紹介しました。コーヒーだけでなく料理でも使えるので一石二鳥。コーヒー抽出に関わる数値化にフォーカスしているので、ドリッパーやサーバー、ケトルなどの器具はあえて省きます。お勧めしたいのは山ほどあるのでまた別の機会に。
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