今BARISTAに必要なこと

2017年に日本に帰国して、最初に驚いたのが、外国人が圧倒的に増えた!ということ。その後、コーヒー屋で働き始めて、場所柄海外の方も多いため、日本にいながら英語を頻繁に話していました。

ところが現在はCOVID-19の影響で、鎖国状態。外国人観光客で売上を担っていたカフェやレストランは相当深刻な問題です。徐々に規制を緩和してきてはいますが、未だ油断を許さない状況です。

では、落ち着て明るい光が見えてきたときのために、今何ができるか?

ここでは、私の体験談を踏まえ、海外でバリスタとして働く上で英語は必要か否か?について一緒に考えていきましょう!

この記事はこんな人におススメ

・英語は全然しゃべれないけど、ワーホリに行く予定でいる

・コーヒーのスキルはあるけど、英会話ができない。

・英語はTOEIC800点、語学学校に行くべきか迷っている

・すべてパッションで乗り切ろうと思っている

ちなみに、私は昔は本当に本当に英語が大嫌いでした♪

目次

英語力ゼロからの道のり

ゼロからのスタート~1年目ワーホリinメルボルン~

語学学校とバリスタコースが修了し、いざ仕事探し!という時にまず私の強みはまったくなく・・・・・なぜなら英語もそこそこ会話はできるが、早口で話されたり込み入った話になると???なレベル。ましてやコーヒーを淹れるスキルなんてほぼゼロ。バリスタコースの実技で2週間ちょろっとシュミレーションしたのみ。

ただ、こちらは生活がかかってるので、なんとしてでも仕事をGETしないとという焦り。知識経験がなくてもつたない英語で自信満々に(しているふり)飛び込みしレジュメをばらまきました。レジュメ渡すときの会話力や飲食店での経験を見られ、決して有利とはいえない状況。ちなみに飲食店の経験は、大学時代にバイトした大戸屋くらい。笑

結局70店舗くらい配って、最終的に1件、オーストラリアのコーヒーチェーン店で働くことができました。ただし、FOH(フロアのポジション)で採用。現場にはオージーやインド人、イギリスからのワーホリの子もいたためインターナショナルではあったが、この英語力のなさに、うまく伝えられず、バリスタとしての力量もなかったため、不完全燃焼。悔しい思いのまま1年目終了。最初から英語力がある程度あればもっと充実したものになったなと今更後悔しています。

バリスタとして駆け出しの頃。度胸だけではうまいかないですね・・・

こうも違うのか?!~2年目ワーホリinメルボルン~

2年目は、1年目の悔しい想いを胸に1年間日本で飲食の経験をしてからのトライ!英語は日本にいる間はレアジョブ(オンライン英会話)をしたり、英会話カフェに通ったり、英語を使うよう意識しました。入国して速攻シェアハウスを決め、仕事も2週間くらい探しましたがすぐに決まりました。英語も1年目よりはできるようになっていたし、気持ち的にも余裕がありました。働いた店は1日に7kgのエスプレッソ豆を使う忙しい店だったため、ここでスピード感, 常に安定して作るスキルが身についたと思います。

ここでの経験が後半戦の仕事探しにも役に立ったかと思うし、1年目よりも断然楽しい!自分のやりたいことを取捨選択できるようになりました。

これが1年目ならどんなに良かったか・・・・

さらに飛躍した!~3年目ワーホリinニュージーランド~

3年目ともなると、ある程度コーヒーのスキルも自信もついて、仕事探しも手あたり次第レジュメを配るのではなく、自分で働きたい店を絞って応募しました。幸いにもすぐ見つかりました。働いていたのはオークランドにあるEspresso workshopというお店。こじんまりとした店内ですが、自社焙煎でHARIO,AEROPRESS,CHEMEXなど様々な器具で抽出するフィルターコーヒーもあったので色々と学べる環境でした。この店では、レジ・接客・コーヒー・フード作成はもちろんのこと、レジ締もさせてもらえて(←ワーホリにさせてもいいのか?笑)、メルボルンにいた時より断然英語を使いました。コーヒーだけ作る環境よりは、どんなお客様がどんな表情で来店してどんなものをオーダーしたかが分かるので、お客様との距離がぐんと近づきました。いろんなポジションをこなすことで、英語力も身につくし、ニュージーランドなまりにも徐々に慣れ、知らない表現や言い回しを覚えることができました。

働くお店のキャパやコンセプトにもよると思います。広いレストランのようなお店はポジション制、小さなお店はオールラウンダーが求められる傾向にあります。

英語?スキル?どっちが必要?

問題です。アナタなら誰を採用しますか?

アナタがカフェオーナーだったら誰を採用するでしょうか。

【Aさん】 英語:◎日常会話問題なし  バリスタスキル:△1年程度 ※バリスタコース卒業、1年程度の実務経験 

【Bさん】英語:〇接客英語程度    バリスタスキル:◎5年  ※忙しい店に慣れているレベル

【Cさん】英語:△超初級レベル     バリスタスキル:×ほぼゼロ ※パッションは誰よりも負けない!

私だったら迷わず、Bさんを採用します。

何故か?なぜ現地のローカル人ではなく、外国人をわざわざ採用しなければいけないのでしょう。

それは即戦力を求めているからです。(※私たちのような外国人労働者は現地のローカル人よりも賃金が安いという理由もあります)インタビューに行き採用されたら明日から!なんてことも。Aさんの場合、英語は問題なくともスキルがなければ教育するところから始めねばならず時間がかかります。反対にCさんは、どちらとも伴っていない。ただやる気があれば最初はバリスタではなくバックヤードのキッチンハンドで採用されるケースもあります。

しかし、これは2014~2016年あたりの黄金時代の話。

浅煎りが流行りして、日本からたくさんの人がワーホリに行った時代です。当時は、フロア、ドア、バリスタ、キッチン、ディッシュウォッシャーなどポジションごとに分かれて仕事をしてました。バリスタのピーク時は、エスプレッソショットを打つ人、ミルクをスチームする人、ミルクをカップに注ぐ人に分担することもあります。それだけたくさんの人を雇い、飲食店はものすごく潤っていた時代。なので多少の英語力でも働けるのです。

ですが、このような華やかな時代はオーストラリアの法律が変わるとともに、徐々に終わりをつげました。

COVIDー19によって状況はさらに激変

現在は、COVID-19の影響でお店を時間短縮、閉店せざるをえない。売上が立たない今、ならば人件費を削るのが一番早い。

そんな中、必要とされるのは、Aさんが持つ、英語でコミュニケーションできる能力です。お店を任せられる人材です。コーヒーはトレーニング次第で上達できるし、お客様の案内、メニューの説明、レジや発注、電話対応などお店をやるうえで絶対必要な業務ですよね。これらはすべて英語でのコミュニケーション能力がないと成り立ちません。

そう、求められるのは

オールラウンダーwith English

飲食店として当たり前の業務をこなせる人です。今後もコロナと共存していかなければならないでしょう。新薬ができても、また元通り戻る見通しも立たない中、今できることは

どんな状況にも対応できるよう英語力はつけておく。

ということです。

限られた時間で濃厚な時間を過ごすために英語が必要な理由

もちろん英語ができなくとも働けると思います。ただし、たった1年という限られた時間をもっと濃密に楽しく過ごすことを考えると英語の壁は逃れられないのです。コーヒーのスキルはあるのに英語力がないだけで、貴重な1年の数カ月を仕事探しに費やすのは非常にもたいないです。

スタッフとのコミュニケーションが取れる

英語力をつけておけば、スタッフ間のコミュニケーションがしっかりとれ、信頼関係が生まれ、良い雰囲気作りに繋がります。カフェには忙しい時間帯ピーク時があります。ここで大事なのはミスしないこと。ミスしないためにはTEAMでコミュニケーションをとり確認しながら進めることが大切です。

コミュニケーションは人と人のつながり。ギスギス悶々としながら働きたくないですよね。

お客様と距離が縮まる

会計の時やお客様がコーヒを待っている間のちょっとした時間で、スモールトークをします。この時『THANK YOU!』だけだと寂しいですよね。もう一歩踏み込めるように会話力をつけておくと、お客様と徐々に距離が縮まり、新規のお客様からアナタのお客様に変わっていくのです。自分のコーヒーを飲みにきてくれるなんてそれ以上嬉しいことはありません!

メルボルン、ニュージーランドではコーヒーのイベントもいくつかあります。カッピングや小さな大会、無料でコーヒークラスをやっているお店もあります。そこで知識を得ることも大事ですが、交友関係を広げるものまた楽しみの一つ。コーヒー業界はある意味狭いので、たくさん友達を作っておくと、遊びに行ったり仕事やシェアハウスを紹介してくれたりと海外生活の中で助けてくれます。

コーヒーは人と人を繋げる素晴らしいツールだなとつくづく感じました!

日本でも同じこと。これからを見据えて

2017年に帰国した際に感じたこと。ここは日本か?!というくらい外国人が増えていました。外国人はコーヒーが好きですよね。働いていても英語を話さない日はないというくらい外国人が多く、外国人は普通に英語を話してくるので、こちらも英語で返さないと会話が続きません。最近のコーヒーは様々な精製方法や珍しいお豆、GEISHAなどの高級なお豆など、説明をしないと伝わらないことがあります。2021年に日本に来るであろう外国人観光客にきちんと伝わるように準備しておくのもBARISTAとしての使命だと感じます。

日本のコーヒーはクオリティが高く、丁寧で素晴らしい接客だったと感じてもらいたいです!

まとめ

BARISTAに英語は必要。

英語を話せて損はなし!今からでも勉強すべし!充実した1年をスタートするために、すべては今後の未来を見据えて、今の時間を有効に使わない手はないです。さっそく少しずつでも準備していきましょう。

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この記事を書いた人

コーヒー屋さんで働いています。

元営業職。退社後オーストラリアとニュージーランドに数年滞在し、旅をしながら日本に帰国。これまで見てきたモノ、感じてきたことを気ままに綴る。

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