BARISTAのあるべき姿とは?

ご無沙汰の更新、すいませーん!

さてさて、ここ数カ月いや、むしろずっと考えていることがあります。

私たちバリスタの存在する意味。

今では『BARISTA』の知名度も上がり、『あぁコーヒー作る人ね!』と言われるくらいになりましたが、ここまでになるには諸先輩方が、世界大会で優勝したり、JAPANの名を残してきてくれたからだと思う。その功績により、テレビCMや企業とのコラボ商品など消費者に近い存在にしてくださった努力の積み重ねがあったからだと感じます。海外では、日本人のほとんどいない異国の地で皿洗いから始まり信頼を得ていった人たちがいたからこそ、日本人は真面目で素直で仕事ができるという良いイメージが現地の外国人に証明され、海外でも日本人が働きやすくなったのは事実です。

そもそもBARISTAは、ソムリエと違って国家資格がない。民間資格はありますが、世界共通の資格はなく、経験値や大会実績がものをいう世界。なので『I am a BARISTA』と言っても証明するものがないのです。

では証明するものがなければ、実践で証明するしかありません。私なりにバリスタの未来を考えてみました。

目次

BARISTAに必要なこと

商品情報を的確に提供できる

当たり前のことですが、お店で扱う豆の種類や、ブレンドの内容、焙煎日、精製方法、どの国のどの地域で収穫されたのか、品種、味の特徴をわかりやすく明確に伝えられるなど、当たり前のことですが、意外と知らいない場合が多い。

コーヒーを美味しく淹れるプロ=バリスタなのです。

もちろん情報は無限大にありますが、最低限お店で取り扱っている情報は頭に入れておくことは必須です。

味の調整ができる

コーヒー豆は生鮮食品のため、毎日味が変わりますし、天気や湿度、季節によって状態も変わってきます。昨日はおいしかったのに、今日は薄い、苦い、渋い、フレーバーが出てない。なんてことはよくあること。

ネガティブな要素を感じた時に、どうポジティブに修正していくかの力をつけていくこと。

メッシュなのか粉の量なのか湯温なのか時間なのか、エイジングか、はたまた水か、ミルクか、所作か。色んな原因が考えられます。そのためには、味覚を鍛えなければならないし、色んなケースを想定して、検証することも大事です。まずはポジティブなコーヒーとネガティブなコーヒーを飲んで自身で体験して、経験値として残しておいたほうが今後必ず役に立ちます。

相手は喜ばせるコミュニケーション能力

美味しいコーヒーを淹れることは大前提で、それ以上に必要な能力が「コミュニケーション能力」だと思います。

皆さんはどうしてカフェにコーヒーを飲みに行くのですか?レストランで外食するのでしょうか?そこには、やはり家では実現できない美味しさがあって、お店にいる時間や店員とたわいものない会話をする非日常的な時間を楽しみたいからいくのではないでしょうか。その空間を楽しみたいからではないでしょうか。

海外のカフェは、本当にフレンドリーで、一見さんにも優しく話しかけてくれます。「どこから来たの?」「どれくらい滞在するの?」「そのピアス可愛いね」帰り際に「食事、コーヒーどうだった?」など、友達か!?と思うぐらい距離感が近くてまた行きたいなって思わせてくれます。ゆっくり静かな空間で自分の時間を楽しむのも好きですが、コーヒーがめちゃくちゃ美味しいのに、店員が愛想がなかったり暗かったりしたら、せっかくの美味しいコーヒーが台無し。「また行こう!」とはならないはずです。

もちろんゆっくり読書や仕事をしたい人、話しかけられたくない人もいると思います。お店にもぶっきらぼうで堅物なお客さんが来ます。苦戦しながらも色々トライして、最後に「美味しかった」「また来るよ」と言ってもらえたり、ふいに出た笑顔を見た時は、よっしゃああああ!と心に中でガッツポーズをするわけです。

コーヒーやフードが美味しくても、その空間を作るのは人なわけで。

結局のところ

そこに愛はあるんか?

です。

コーヒーは人と人とを繋ぐとよく言われますが、そのコーヒーを作るもの人であり、美味しいと感じるのも人。美味しいコーヒーをさらに美味しくさせるのは、バリスタがどのくらいお客様に寄り添っているかによると思います。

農園の労働環境や環境問題を発信できる

これは正直、なかなか見えずらい。コーヒーの生産はほとんどが発展途上国。低賃金でコーヒーが消費されるから農園の人たちの生活が潤うわけで、でも農園の方々がどんな思いでコーヒーを育てているのかをもっと知る必要があり、それをお客様にも伝える使命がある。

以前とある有名レストランに行った際にソムリエさんにおススメのワインを教えていただきました。その方は、ワインの味わいだけでなく、その農園がどのような取り組みをしてるのか、どんな思いで作っているのかも併せて教えてくださったので、生産者の想いを伝えるのも使命だなと改めて感じたのです。ワインもコーヒーも同じ。生産者の顔がお客様にも伝わるように、もっとリサーチして現状や遠い離れた私たちでもできることをしていきたい。

まとめ

味の調整やいろんな情報を伝えていくことも大切ですが、一番は目の前のお客様を喜ばせること。来てよかったなと思わせることだと思う。それはコーヒーの味でも接客でも良いと思うんです。お客さんがhappyならば、お代わりしてくれる、お豆も買ってくれる。週に1回が3回来てくれるかもしれません。自ずとコーヒーの消費量が増え、農園の生活も変化していく。

今やバリスタはコーヒーを作るだけの時代ではない。ホストクラブやキャバクラのような「この人に会いたいから行く」というのが、この業界の根底にあるかもしれない。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コーヒー屋さんで働いています。

元営業職。退社後オーストラリアとニュージーランドに数年滞在し、旅をしながら日本に帰国。これまで見てきたモノ、感じてきたことを気ままに綴る。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる