海外でドリンクを注文する際、メニューにオプションの表記がいくつかありますが、メニューにないものも多くあります。こんなことまで注文できるのか?!といろんなバリエーションがあるので、今回はそれにフォーカスしていきます!
バリスタとして働いていた時も、こここんなオーダーあるのかぁぁ?!と笑ってしまうこともしばしば。でもお金を払うのはお客様。バリスタはできる限り全力で応えるのが使命です。

・海外に行ったらカスタムオーダーに挑戦してみたい。
・どこまでカスタマイズできるの?
・英語で何て言うの?
カフェのドリンクメニューを覗いてみよう!
オーストラリアとニュージーランドで働いていた時のカフェメニューはだいだい同じような内容でしたが、日本ではあまりみないようなメニューもありました。
ざっくりとこんな感じです。
- Espresso/Short Black
- Long Black
- Americano
- Batch Brew
- Pour over/Filter coffee
- Cold Brew
- Iced coffee
- Latte
- Cappuccino
- Flat White
- Piccolo
- Short macchiato
- Long macchiato
- Magic
- Mocha
- Chocolate
- Chai latte
- Dirty chai
- Matcha latte
- Fresh Juices
- Kombucha
- Tea
- Babychinno
詳しくはこちらもご参考ください。☟

上記のスタンダードなメニューからどのように変わるでしょうか?!それではいってみましょう!
好みの味にカスタマイズしてみよう!
以前メルボルンのカフェで働いていた時にこんなオーダーがありました。

Latte ちょうだい。でもDecafでWeakね。soy milkに変えて、warmで。formは多めでチョコレートパウダーかけて。あと2sugerで。



No worries!
(もはやカップチーノでは???WWWWW



Long Blackください。Extra Hot water とskinny milkもください。



Sure!
このように海外では自分好みにカスタマイズできるのが魅力だし、これが日常です。オプションには追加料金がかかるメニューもありますが、それでも自分好みのコーヒーを飲みたいものです。
エスプレッソ
濃度調整
エスプレッソの量を増やしたり減らしたり、コーヒーの濃度を調整することができます。
①エスプレッソショットの追加する【Extra/Strong】
濃いコーヒーが飲みたい場合は、通常のカップにエスプレッソショットを追加でオーダーします。店によって異なりますがExtra shot(エキストラショット)やStrong(ストロング)と呼び、エスプレッソ1ショットが2ショットに追加となります。



Can I please have a strong latte(=extra shot latte)?
②エスプレッソをRistretto に変える。
Ristrettoは通常のエスプレッソの濃い部分だけを抽出したものです。量は少ないですが濃度は凝縮されているので、ガッツリコーヒー感が楽しめます。



May I have a double ristretto Flat white?
③エスプレッソショットの減量する【Half strength/Weak】
逆にコーヒー感が少ない弱めのコーヒーが飲みたいときは、Weak(ウィック) やLess Coffee(レスコーヒー)、Half strength(ハーフストレングス)といいます。



I would like to have a weak Long black(=half strengh Long black) please.
カフェインレスに変える
DECAF(ディカフェ)と呼ばれるカフェインレスのコーヒー。最近のDECAFは認知度も上がり、クオリティーも高く美味しいものが多いです。以前飲んだDECAFラテは、マロンのような味がしました(^^♪ある一定期間カフェインレス習慣を設けるというのも体がリセットできていいかもしれませんね。



Can I have a Take away Decaf cappucchino please?
ミルク
ミルクの種類は日本よりはるかに多いです。それだけ健康に気を遣う人が多いとも言えます。


ミルクの種類
通常のミルクに加えオプションで下記のようなたくさんのミルクがあります。オーストラリア、ニュージーランドではヴィーガン(肉魚乳製品NG)や体質や健康上牛乳を飲めない人も多くいるため、牛からとれた動物性のミルク以外に植物性のミルクも存在します。
- Skinny milk、Low fat milk(低脂肪牛乳)
- Soy milk(豆乳)
- Almond milk(水に浸したアーモンドをミキサーなどで砕き、ガーゼでこした飲料)
- Oat milk(水に浸したオーツ麦をミキサーなどで砕き、ガーゼでこした飲料)
- Cocconut milk(ココナッツの果実からとれるミルク状の液体)


ミルクの調整
①熱めor ぬるめ 【Extra Hot or Warm 】
通常は60℃~65℃の間が主流ですが、ミルクの温度もカスタマイズできます。
超絶ぬるめはLukewarm(ルークウォーム) 、超絶熱めはVolcano , Boiling hot と呼びます。もはやこれは爆発ですね。
②フォームを多め or 少な目【Extra Form or Less form】
ふわふわの泡を楽しみたければExtra Form。泡よりも液体を楽しみたければLess Formです。
③ミルク量を少な目【Less milk , 3/4 full, low tide, half full】
呼び名がいろいろあります。ミルクを少なくするということは、コーヒー感が強くなります。
Less milk(レスミルク)、Low tide(ロータイド)、3/4Full(スリィークォーターフル)
ミルクの量が半分でよいときは、Half full(ハーフフル)と言います。
④ミルクのちょい足し【Dash milk or On the side】
ブラックコーヒーやTEAなどを注文した時に使います。



Can I please have a Black tea with cold milk on the side?
砂糖
砂糖にも種類がいくつかあります。


砂糖の種類
①白い砂糖
サトウキビやテンサイを絞り加熱精製して作られるサラサラした砂糖。コーヒーに溶けやすい。
②ブラウンシュガー
精製度合いが低く、糖蜜成分が残っているもの。未精製のブラウンシュガーは、独特のコクが特徴。
※上白糖グラニュー糖にカラメルを添加したものは海外ではブラウンシュガーでなはいらしい。
③パームシュガー
ヤシ糖ともいわれ、砂糖ヤシやニッパヤシの樹液や花序から採取されています。
④ココナッツシュガー
同じヤシ科の植物であっても、ココヤシから採取された砂糖の場合には、ココナッツシュガーという。
⑤はちみつ
ミツバチが採集した花の蜜のこと。天然の甘味料。
⑥Low suger
低カロリーの砂糖。
⑦Equal(イークォール)
人工甘味料。砂糖の200倍の甘さ。ひょええ!
甘さの調整
甘さの調整もできます。
half suger , 1suger , 2 suger, 3 suger・・・・・・
スプーン1杯もしくはスティックシュガー1本からお好みで。以前、10sugerというツワモノもいらっしゃいました。
+α
面白いアレンジ
Dirty Chai(ダーティーチャイ)
chai latteにエスプレッソ1ショットを追加したもの。なかなかツウな飲み物です。
鮮やかなLatte達! Turmeric latte、Beetroot latte
ターメリック(日本ではウコンと呼ばれる)を使ったラテ。ターメリックは肝臓機能の活性化やお肌のアンチエイジングにも良いとされるため女性にも人気です。黄色く色鮮やかなため『ゴールデンラテ』とも呼ばれています。


ビートルートは根菜の一種で、真っ赤なカブのことです。食物繊維が多く含まれており、血行促進や血圧の低下など健康にもたらす栄養分が多く含まれています。見た目も真っ赤で栄養ドリンク感覚で飲めますね。


まとめ
いかがでしたでしょうか。アナタのお好みのコーヒーは見つかりましたか?海外ではもちろんのこと、日本のカフェでもカスタマイズできるところはありますし、ミルクの温度やエスプレッソの濃さなどは気軽にオーダーしても全然問題ないかと思います。お互いに満足のいく最高の一杯をご提供していきたいですね。
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